「好きなタイプの男性は優しい人」と答える婚活女子は損してる話
婚活中だったら何かと聞かれるのが”好きなタイプ”ですよね。
マッチングアプリや街コンなどの婚活の場では必ずと言っていいほどプロフィール欄や会話などで聞かれますし、「いい人いない?」と友達から紹介をしてもらおうとする時も好きなタイプを伝えることもあると思います。
そんな交際・結婚相手を探しているときに”好きなタイプは優しい人”と答えるのは損します。
なぜ、損するかというとなにもアピールが出来ていないからです。
婚活中、出会いを探している場合に大事なのは”自分という人間を知ってもらうこと”です。
いくら自分が相手のことが好きでも、相手があなたがどういう人かわからなければ結婚どころか好きになってもくれません。
マッチングアプリや婚活パーティーなどの出会いがたくさんある場だったら、記憶にすら残らない可能性だってあります。
なので今回は「好きなタイプの男性は優しい人」と答えると答えるのがどんだけ損かを深堀します。
好きなタイプを聞く理由は”あなたを知りたいから”
どんな場面でも、好きなタイプを聞くときは少なくともあなたのことを知りたがっています。
友達が聞くときは、「もし誰かを紹介するときはどんな人がいいのか」や「紹介しようと思っている人は好みに合うのかな」という思いがあって聞いているでしょう。
婚活の場で出会った人が聞くならば初対面のことが多いので、恋愛系の話を聞くための導入的な意味合いや、あなたに少し気があれば「自分はタイプの男性なのか?」などチャンスを伺うとする心理が働いています。
どちらのパターンも”あなたがどういう人が好きなのか”を知りたいための質問です。
婚活パーティーやマッチングアプリで記載する場合も同様で、”私はこういう人が好きです”ということをアピールするために書くものです。
あなたは、優しい人と聞いてどんな人をイメージしますか?
”何事も許してくれる人”に優しさを感じる人もいますし、”すぐに助けてくれる人”に優しさを感じる人もいます。
”叱ってくれる優しさ”という価値観もあります。
”優しい人がタイプです”は、あまりにも抽象的過ぎるのです。
あまりにも抽象的過ぎて、あなたがどんな人なのかが相手に伝わりません。
相手が深い付き合いのある友達なら、なんとなく伝わることもあるでしょうが、相手が婚活の場で出会った初対面の人なら何も伝わらず、なにもアピールできていません。
婚活の場では、あなたがどんな人なのかが伝わらなければなにも発展せず、いくら喋っても無意味です。
せっかく相手が「あなたのことを教えてください」という意味で質問し、あなたのことを聞きたがって絶好のアピール機会のなのに、”優しい人がタイプ”と答えてしまうのは、釣りをしているときに喰いついてきた魚を竿をブンブン降って逃がそうとするようなものです。
あまりにも勿体ないです。
せっかく”あなたのことが知りたいです”と言ってきてくれているのに、答えが抽象的すぎるとあなたのことはなにも伝わらず、婚活の場では損でしかないでしょう。
トーク力が必要となる
”優しい人がタイプ”という答えは、”あなたはどういう人が好きですか?”という問いに対して、とてもボヤーとした抽象的なアンサーです。
答えが不明確なため、それを補うために”どういう人に優しさを感じるのか”を伝えるためたくさん喋らなければなりません。
トークが上手で上手く補うように喋れるという自信があればよいのですが、人見知りだったりお喋りが苦手な人は上手く繋げることができずに”好きなタイプ”をアピールできる絶好のチャンスが終わってしまいます。
相手が質問上手で自然と聞いてくれれば自分の好きなタイプを伝えることもできますが、みんながみんなそこまで聞いてくれる人ではありません。
ぶっちゃけ、優しくない人がタイプの人いる?
なぜ、”優しい人がタイプ”と答えるとトーク力が必要なのかというとぶっちゃけ優しくない人がタイプの人なんかいないからです。
婚活中じゃなくてもみんな人間関係を築く中で、少なからず優しい人を求めているはずです。
言ってしまえば、”優しい人がタイプ”というのは”犯罪しない人がタイプ”と言っているのと同じです。
「犯罪者が好きです」という人はいないはずです。
では、なんでみんな「犯罪をしない人がタイプです」と言わないのでしょうか?
それは”当たり前”だからです。
関係を築いていく中で犯罪をしないということが大前提であり、当たり前だからあえて言わないのです。
”優しい人がタイプです”は、あまりにも抽象的過ぎるという意味は”当たり前”という面も一部あります。
たとえは少し極端でしたが、「冷たい人が好き」っていう人はいないので、”優しい人がタイプ”なのは当たり前と言えるのです。
そう考えると、”優しい人がタイプ”と答えていることは大前提のような当たり前のことをあえて言っているようなものなので、相手にはなにもアピールできていません。
しかし”優しい人がタイプ”と答えられた方も、なんとなくちゃんと答えてもらったような感じがして突っ込んで聞かないし、大前提のことを言われているので記憶に残らない・・・
なので、”優しい人がタイプ”と答えてしまったらトーク力が必要なのです。
相手があなたにメチャクチャ興味を持っていれば、「男性のどういうところに優しさを感じるの?」と聞いてくるかもしれません。
しかし、婚活の場で相手が”とりあえず会話してみよう”程度なら「好きなタイプは?→優しい人」と質問に答えていて会話としては成立しているため、いくら印象に残らなくてもそこまで聞こうという心理にはなりません。
あとは自分のトーク力で”優しい人がタイプ”の情報を補充していかなければなりません。
鉄板すぎて印象に残らない
あと、婚活の場で”優しい人がタイプ”と答えるのが損な理由は印象に残らないことです。
ある種、”好きなタイプは優しい人”という答えは当たり前すぎてわざわざ伝える意味がないのですが、答えとしては鉄板です。
なぜ鉄板かというと、”誰にでも当てはまるから”です。
とりあえず、たくさんの人が当てはまりそうで、質問に対しての答えとしては一応成立しているので初対面の人とたくさん会う婚活の場ではこれほど使いやすい言葉はありません。
だからこそ、みんなが使う言葉なので印象に残りません。
確かに好きなタイプだけで、印象に残る・残らないは決まりませんが、ビジュアルも並・経歴も並で好きなタイプも優しい人でみんなと同じようなことを言っている。
なら、あなたを印象付けるものは何もありません。
婚活中出会いの場では、印象に残らないのはスルーされてしまうので一番避けたいです。
出会った人とたくさん盛り上がる話ができ、自分をアピールできるならそこまで考える必要はないかもしれませんが、そうでないなら”自分を印象付ける”ということを意識して婚活しないとライバルたちの中に埋もれてしまい、見つけてももらえないという事態になりかねません。
なので、”好きなタイプは優しい人”など在り来たりなことを言うことは損なのです。
優しい人を探しちゃいけないわけじゃない
あえて言うぐらい優しい人がタイプならどうしたらいいの?
”好きなタイプは優しい人”と答えるのは損だけど、優しい人と結婚したい!と思いますよね。
交際していく間だけでなく結婚生活を営んでいくためには、”優しさ”は絶対必要なものです。
なので、婚活中には”優しい人”を探すときは自分がどういう人に優しさを感じるかを具体化してアピールしましょう。
「みんなに分け隔てなく優しくできる人」
「何事も許してくれる人」
「いつも愚痴を聞いてくれる人」
「ちゃんと叱ってくれる人」
たとえを出すとキリがありませんが、自分がタイプの優しい人のイメージを具体的にすることによってあなたがどういう人がタイプなのか伝わります。
具体化しすぎると対象者が狭まって出会いが減りそう・・・
たしかに、婚活についてのメディアや恋愛指南書には「自分にも可能性がある!と思われるようなことを言いましょう(書きましょう)」と書かれているのが多いですよね。
でもよく考えてください。
交際ならまだしも、結婚する相手は一人です。
まだまだ遊びたい!いろんな人と付き合いたい!なら指南書どおりでもよいでしょうが、結婚を目指したお付き合いならそれなりに相手を絞る必要があります。
ある程度フィルターをかけておかなければ、自分のタイプじゃない人とコミュニケーションをとらなければならないことが増えて婚活疲れの原因となります。
絶対に好きなタイプとしか付き合わない!なんてことは少ないですが、少なくとも「優しい人だと思ったのに私が思う優しさじゃない!」ということはなくなります。
相手に優しさを求めるのであれば、”自分が思う優しさ”を伝えなければすれ違いの原因にもなります。
自分にぴったりの人を探そうとして、あまりにも細かく具体化しすぎると出会えるものにも出会えないので注意が必要ですが、抽象的すぎる答えを避けて自分のタイプな人に出会うことを意識することが大切です。
抽象的な答えは誰でも当てはまりそうで自分に当てはまると思わない
婚活の場では恋愛系の話は重要ですが、コアで信頼関係がないと聞きにくいし話しにくい話なので初対面ではなかなか深掘りしにくいです。
しかし好きなタイプを聞くという行為はある程度軽く、関係を深めていくなかで大切な”恋愛・結婚相手に求めるもの”を探ることができます。
逆に”恋愛・結婚相手に求めるもの”をアピールするチャンスにもなります。
そのような重要な質問に、”優しい人がタイプ”など抽象的な答えをしてもそこから繋がるものが少なすぎるのでもったいないです。
抽象的な答えは”誰にでも当てはまりそう”で婚活のような出会いを求めている場にはもってこいのような感じがします。
しかし、婚活の目的は交際・結婚に繋がる人と出会うことであって、誰でもいいわけではないですよね?
お互い誰でもいいわけではないから、”好きなタイプ”を聞いたり話したりして交際・結婚に繋がる人かを判断していくわけです。
抽象的な答えはなんの判断材料にもなりません。
判断材料にならないということは、アピールも出来ていないということです。
たしかに抽象的な答えを出すと楽だし便利です。
しかしちょっとでいいので、”自分をアピールする要素”をいれることによってほかのライバルと差別化することができ、自分のタイプの人に近い人と出会うことができるので抽象的な答えに頼ることを避け、婚活を勝ち抜いていきましょう。